“いっそくと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一足飛50.0%
一足跳50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここまで進んでおらぬ世を買いかぶって、一足飛いっそくとびに田舎へ行ったのは、地ならしをせぬ地面の上へ丈夫な家を建てようとあせるようなものだ。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それを見た白の嬉しさは何と云えばいのでしょう? 白は尻尾しっぽを振りながら、一足飛いっそくとびにそこへ飛んで行きました。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「ほらまた一足飛いっそくとびをなさる」
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
あらあらしい血の脈を、どの顔も、こめかみにふくれさせ、人々は一足跳いっそくとびに、原始人めいたさつばつな鼻息や放言になっていた。
そして学校の児童数も一足跳いっそくとびに百人以上になった。学校は狭隘きょうあいをつぐるようになった。そこで、村の中央にある叔母の家の所有にかかる山のふもとに校舎が新築された。私達はその新しい学校に移った。