一足飛いっそくと)” の例文
ここまで進んでおらぬ世を買いかぶって、一足飛いっそくとびに田舎へ行ったのは、地ならしをせぬ地面の上へ丈夫な家を建てようとあせるようなものだ。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それを見た白の嬉しさは何と云えばいのでしょう? 白は尻尾しっぽを振りながら、一足飛いっそくとびにそこへ飛んで行きました。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「ほらまた一足飛いっそくとびをなさる」
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)