“いちび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
市日76.5%
一尾11.8%
一臂11.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
毎月一と五の日はA町の市日いちびで、近郷から種々の産物を売りに来たり買ひに来たりするので非常に賑かである。
厄年 (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
糸の先には山目やまめ一尾いちび溌溂はつらつと銀のようにおどっていた。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
彼は——高天原の国に未練のなかった彼は、それらの民に一臂いちびの労を借してやった事はあっても、それらの民の一人となって、老いようと思った事は一度もなかった。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)