“いちたろう”の漢字の書き方と例文
語句割合
一太郎100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文久三年に生れたのが一太郎いちたろう、その次は捨次郎すてじろうと、次第に誕生して四男五女、合して九人の子供になり、さいわいにして九人とも生れたまゝ皆無事で一人もけない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
日本一太郎いちたろうという芸名で田舎まわりをしている老手品師が、お高の父相良寛十郎のなれの果てであった。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
諭吉ゆきちは、にわであそんでいるわが一太郎いちたろう捨次郎すてじろうのすがたをみながら、かんがえこみました。
すでに二十年前の事です。長男一太郎いちたろうと次男捨次郎すてじろうと両人を帝国大学の予備門に入れて修学させて居た処が兎角とかく胃が悪くなる。ソレから宅に呼返して色々手当すると次第にくなる。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
すでに奥平の屋敷が汐留しおどめにあって、彼処あすこに居る(別室に居る年寄を指して)一太郎いちたろうのお祖母ばばさんがその屋敷に居るので、五歳いつつばかりの一太郎が前夜からお祖母さんの処にとまって居た所が
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)