“いたばし”の漢字の書き方と例文
語句割合
板橋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小石川こいしかわ白山はくさん神社の坂を下りて登った処は本郷で、その辺を白山うえといいます。今残っている高崎屋の傍から曲って来て、板橋いたばしへ行く道になります。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
東山道とうさんどうとも言い、木曾街道六十九つぎとも言った駅路の一部がここだ。この道は東は板橋いたばしを経て江戸に続き、西は大津おおつを経て京都にまで続いて行っている。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
それから白山通はくさんどおりへ出まして、駕籠かごを雇い板橋いたばしへ一泊して、翌日出立しゅったつを致そうと思いますと、秋雨あきさめ大降おおぶりに降り出してまいって、出立をいたす事が出来ませんから
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)