“いしやま”の漢字の書き方と例文
語句割合
石山100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三六 猿の経立ふつたち御犬おいぬの経立は恐ろしきものなり。御犬とは狼のことなり。山口の村に近きふた石山いしやまは岩山なり。
遠野物語 (新字旧仮名) / 柳田国男(著)
旅費と閑暇ひまとはかなり持合はせてゐる人達の事とて、それぞれの名所を言ひ伝への文句通りに見物しようといふのだ。石山いしやまには名月の態々わざ/\訪ねて往つた。
彼等は導かれて石山氏の広庭に立った。トタンぶきの横長い家で、一方には瓦葺の土蔵どぞうなど見えた。しばらくすると、草鞋ばきの人が出て来た。私が石山いしやま八百蔵やおぞうと名のる。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)