“いしかり”の漢字の書き方と例文
語句割合
石狩100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
石狩いしかり千歳ちとせのどこかの村にウエピカンという若い美貌の酋長がいた。ある日いつものように山から降りてくると、川岸で大勢の男女がにぎやかに踊っている。
えぞおばけ列伝 (新字新仮名) / 作者不詳(著)
花巻はなまきより十余里の路上には町場まちば三ヶ所あり。その他はただ青き山と原野なり。人煙の稀少きしょうなること北海道石狩いしかりの平野よりもはなはだし。或いは新道なるが故に民居の来たりける者少なきか。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
なたの外には、何も利器を持たずして、単身熊の巣窟に入り、険を踏み、危を冒して、偃松はいまつの中に眠り、大雪山は言うに及ばず、化雲かうん岳を窮め、忠別ちゅうべつ岳を窮め、戸村牛トムラウシ岳を窮め、石狩いしかり岳を窮め
層雲峡より大雪山へ (新字新仮名) / 大町桂月(著)