“町場”の読み方と例文
読み方割合
まちば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近代或いは西閉伊郡とも称し、中古にはまた遠野保とおのほとも呼べり。今日郡役所のある遠野町はすなわち一郷の町場まちばにして、南部家なんぶけ一万石の城下なり。城を横田城よこたじょうともいう。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
町場まちばの人間には見えない。ながい冬ごもりの間、石炭がわりに煙の立つ木の根っこなどたいているせいか、眼をすっかりやられて、赤くただれていた。眼やにまできたならしくついている。
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)
近代あるいは西閉伊郡とも称し、中古にはまた遠野保とほのほとも呼べり。今日郡役所のある遠野町はすなはち一郷の町場まちばにして、南部家一万石の城下なり。城を横田城ともいふ。
遠野物語 (新字旧仮名) / 柳田国男(著)