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町場
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まちば
ふりがな文庫
“
町場
(
まちば
)” の例文
近代或いは西閉伊郡とも称し、中古にはまた
遠野保
(
とおのほ
)
とも呼べり。今日郡役所のある遠野町はすなわち一郷の
町場
(
まちば
)
にして、
南部家
(
なんぶけ
)
一万石の城下なり。城を
横田城
(
よこたじょう
)
ともいう。
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
町場
(
まちば
)
の人間には見えない。ながい冬ごもりの間、石炭がわりに煙の立つ木の根っこなどたいているせいか、眼をすっかりやられて、赤くただれていた。眼やにまできたならしくついている。
いやな感じ
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
近代あるいは西閉伊郡とも称し、中古にはまた
遠野保
(
とほのほ
)
とも呼べり。今日郡役所のある遠野町はすなはち一郷の
町場
(
まちば
)
にして、南部家一万石の城下なり。城を横田城ともいふ。
遠野物語
(新字旧仮名)
/
柳田国男
(著)
花巻
(
はなまき
)
より十余里の路上には
町場
(
まちば
)
三ヶ所あり。その他はただ青き山と原野なり。人煙の
稀少
(
きしょう
)
なること北海道
石狩
(
いしかり
)
の平野よりも
甚
(
はなは
)
だし。或いは新道なるが故に民居の来たり
就
(
つ
)
ける者少なきか。
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
花巻より十余里の路上には
町場
(
まちば
)
三か所あり。その他はただ青き山と原野なり。人煙の
稀少
(
きせう
)
なること北海道石狩の平野よりもはなはだし。あるいは新道なるがゆゑに民居の来たりつける者少なきか。
遠野物語
(新字旧仮名)
/
柳田国男
(著)
“町場”の意味
《名詞1》
宿場と宿場との区間の距離。
運送や道路などの工事の受け持ち区間。
人力車夫などがたまる場所。
《名詞2》
市中。市井。
(出典:Wiktionary)
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
場
常用漢字
小2
部首:⼟
12画
“町場”で始まる語句
町場者