“いくじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
幾丈50.0%
幾帖33.3%
幾条16.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雙喜はついに堪えかね、「こいつはあしたまで続きそうだぜ。もう帰ろうじゃないか」というと、みんなはすぐに賛成して、勇ましく立上がり、三四人は船尾へ行って棹を抜き、幾丈いくじょうか後すざりして船を廻し、ふけおやまを罵りながら、松林に向って進んだ。
村芝居 (新字新仮名) / 魯迅(著)
わが物書くべき草稿の罫紙けいしは日頃いとまある折々われ自らバレン持ちて板木はんぎにてりてゐたりしが、八重今はたすきがけの手先墨にまみるるをもいとはず幾帖いくじょうとなくこれを摺る。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
茫々ぼうぼうたる薄墨色うすずみいろの世界を、幾条いくじょう銀箭ぎんせんななめに走るなかを、ひたぶるに濡れて行くわれを、われならぬ人の姿と思えば、詩にもなる、句にもまれる。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)