“いきしに”の漢字の書き方と例文
語句割合
生死100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お島はいつもそれが起ると、生死いきしにの境にでもあるような苦しみをする月経時のだるさと痛さとにもだえていた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
生死いきしにということは、旅路の一夜泊りのようなものでございますから、生きていることが必ずしも歓喜ではなく、死にゆくことが必ずしも絶望なのではございません。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「少しは痛う御座いやす。針ていうものは効果ききめの恐ろしいもので生死いきしににかかわるものでげす。」
黄色い晩 (新字新仮名) / 小川未明(著)