“いえくら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
家蔵72.7%
家倉27.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
史進ししんは、もとの宴へ帰ってくると、家人若者に命じて、にわかに、家蔵いえくらにある金銀財宝の目ぼしい物をまとめさせ、女子供からそれらの荷物までを、数十人の屈強にになわせた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「法により、その放火した者の家蔵いえくら、家財、あきない品、一切没収じゃ」
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
のみならず、其のまことの下心は、御事済おんことずみののち、御家老の御威光をもちて、呉家の物なりを家倉いえくらともに押領せられむ結構とこそ承り候へ。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
家倉いえくらの立ち並んだ大きな家に住んでいた。
いなか、の、じけん (新字新仮名) / 夢野久作(著)