“あんじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鞍上91.7%
安祥4.2%
安詳4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼の今日ある第一の功労者といえば赤兎馬せきとばであろう。その赤兎馬もいよいよ健在に、こよいも彼を螺鈿らでん鞍上あんじょうに奉じてよく駆けてゆく。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
多景島たけじまいおりに行いすましていた弁信は、全く落着かない心で、安祥あんじょうの座から立ち上りました。
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
見られては宜からぬ如き行儀を互にたぬ同士であるから、遠慮無く寂心は安詳あんじょうにあちこちを見廻った。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)