“あみもの”の漢字の書き方と例文
語句割合
編物100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ルピック氏と姉のエルネスチイヌは、ランプの下で、ひじをついて、一人は新聞を一人は賞与の本を読んでいる。ルピック夫人は編物あみものをし、兄貴のフェリックスは暖炉だんろ両脚りょうあしをあぶっている。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
ところがあたしたちの受けているのは自活にえんのない教育じゃないの? あたしたちの習った外国語じゃ家庭教師もつとまらないし、あたしたちの習った編物あみものじゃ下宿代も満足に払われはしないわ。
文放古 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
七時半より七時四十分まで、女中に茶菓を命じ、風月の最中もなかを二箇、お茶を三碗きっした。七時四十分より上厠じょうし約五分にして、部屋へ戻った。それより九時十分頃まで、編物あみものをしながら物思いにふけった。
陰獣 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)