“あまかけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:アマカケ
語句割合
天翔66.7%
天翅33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
父なる神は、古の畫工の作れる如く羽ある童に擔はれたるにはあらで、その肢體の上、その風にひるがへる衣裳の上に、許多あまたの羽ある童を載せつゝ、水の上を天翔あまかけり給ふ。
加察加カムサッカの鮭、にしん宛然さながら燎原りょうげんの火の如く、又は蘇国ソヴェートの空軍の如く、無辺際の青空に天翔あまかける形勢を示したが、その途端、何気なく差した湊屋の盃を受けて唇に当てたのが運の尽き、一瞬のうちに全局面を
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
わが最も力を用ゐしは、ダンテが靈魂天翔あまかけりて、人間地獄を見おろす一段なりき。その敍事は省筆を以て、神曲の梗概を摸寫したるものなりき。淨火は又燃え上れり。
天翅あまかけるべきすべをのみ
若菜集 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)