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あはづ
ふりがな文庫
“あはづ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
粟津
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
粟津
(逆引き)
輝かしき凡人にてはあらざりけり
元暦
(
げんりやく
)
元年の春の雪
粟津
(
あはづ
)
の原に消えたれど首は六條の河原にさらされ
尸
(
かばね
)
は原に
埋
(
うづ
)
めたれど名は末代に殘りけり
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
粟津
(
あはづ
)
が原の習々たる青嵐も今日のごとく電車の響のためにその自然の諧音を亂されなかつたであらう。
湖光島影:琵琶湖めぐり
(旧字旧仮名)
/
近松秋江
(著)
男と常陸の妻の
族
(
うから
)
と、——彼等は京へはひる途中、日がらの悪いのを避ける為に、三四日
粟津
(
あはづ
)
に滞在した。それから京へはひる時も、昼の人目に立たないやうに、わざと日の暮を選ぶ事にした。
六の宮の姫君
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
木曾が
舘
(
やかた
)
の跡なればなりと土人今にして木曾樣義仲樣と
敬
(
うやま
)
ふ木曾が城跡といふは高き山ならねど三方山にて後に駒ヶ嶽聳へ前に木曾川あり
此
(
こゝ
)
に
來
(
きた
)
る道東よりするも西よりするも嶮岨の固め諸所にあれば義仲
粟津
(
あはづ
)
の戰塲を
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
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