“あずまくだ”の漢字の書き方と例文
語句割合
東下100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まこと大名ならば素通すどおまかりならぬものを、知らぬ顔をして挨拶も致さず通りぬけるは即ちもぐりの大名じゃッ。その方共は島津の太守の名をかた東下あずまくだりの河原者かわらものかッ
皆さんは、『太平記』の中の俊基朝臣としもとあそんの「東下あずまくだり」の条をお読みになったことがありましょう。
深夜の電話 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
伊勢の国から東下あずまくだりをする時代から、この種の笠をかぶりつけてもいるし、尾上おべ後山うしろやまの復活の記念としての跛足びっこは、今以てなおってはいないのだから、それは一目見れば誰でも
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)