“あしびょうし”の漢字の書き方と例文
語句割合
足拍子100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
びまわり、はねまわり、一寸法師いっすんぼうしの前へ立ってせいくらべをしたり、ぞうのそばへ来てふくろの下から長い鼻をのぞいたり、楽隊といっしょに足拍子あしびょうしを取ったり、ライオンやとらくまをこわごわと見たり
曲馬団の「トッテンカン」 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
すっと起って、足拍子あしびょうしを踏み出しながら。「みなもうたえ。高時と一しょに謡え」と、あたりの諸将へ合唱をうながした。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
矛盾むじゅんの世が生んだ矛盾の子尊氏と、悲心のひと正成の祈りとを、清次の一つ姿に、足拍子あしびょうしもとどろにえがき——そして舞い終ってもなおなかなか終る気色はなかった。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)