“あしがらやま”の漢字の書き方と例文
語句割合
足柄山100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、翌日の彼らはもう酒匂さかわの上流を折れて足柄山あしがらやまにかかっているのを知っていた。——やがて地蔵堂を金時山きんときやまの北を峠越えに出ると、南へのぞむすぐ目のさきに
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
富士の裾野すそのを経、足柄山あしがらやまを越え、大磯おおいそを過ぎて、いつしか一行は、鎌倉に入ったのであった。
手織木綿もめんの半裸、縄の帯、膝っ小僧を出して、馬の草鞋わらじのようなでっかい草鞋をはいて、足柄山あしがらやまの金太郎を世話に崩したような少年のくせに、んと言う恐しい口でしょう。
大江戸黄金狂 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)