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あざり
ふりがな文庫
“あざり”の漢字の書き方と例文
語句
割合
阿闍梨
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
阿闍梨
(逆引き)
阿闍梨
(
あざり
)
は、白地の錦の
縁
(
ふち
)
をとった
円座
(
わらふだ
)
の上に座をしめながら、式部の眼のさめるのを
憚
(
はばか
)
るように、
中音
(
ちゅうおん
)
で静かに法華経を
誦
(
ず
)
しはじめた。
道祖問答
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
阿闍梨
(
あざり
)
は、身を
稍後
(
ややあと
)
へすべらせながら
眸
(
ひとみ
)
を
凝
(
こ
)
らして、じっとその翁を見た。翁は
経机
(
きょうづくえ
)
の向うに白の
水干
(
すいかん
)
の袖を掻き合せて、
仔細
(
しさい
)
らしく坐っている。
道祖問答
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
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