“あさめしご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
朝食後50.0%
朝餐後50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朝食後あさめしご襯衣しやつかさねて、外套をて、さむくない様にして、美禰子のうちつた。玄関によし子が立つて、今沓脱くつぬぎりやうとしてゐる。今あにの所へ行く所だと云ふ。美禰子はゐない。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
朝餐後あさめしごの始末を兎に角に終つて、旦那様のお出懸に知らぬ振をして出て来なかつたと奥様に小言を言はれたお定は、午前十時頃、何を考へるでもなく呆然ぼんやりと、台所の中央まんなかに立つてゐた。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)