“あかづ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
赤津50.0%
垢附50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この品野と並んで瀬戸の一翼をなすのは赤津あかづであります。ここはいわゆる「織部焼おりべやき」の本場と称するところで、今も盛に作ります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
瀬戸の周囲には品野しなの赤津あかづなどのかまがあり、この系統が引いて美濃の方にまで及びました。瀬戸の町に行きますと、何百年かの窯の煙が、町そのものを黒くしているくらいであります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
先生は背の低い、眼の大きい、せた男で、あごからほおへ掛けて、ひげ爺汚じじむさえかかっていた。そうしてそのざらざらした顎のさわる着物のえりが薄黒く垢附あかづいて見えた。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)