“あかざ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:アカザ
語句割合
87.0%
藜藿8.7%
朱座4.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若し少しでも変つてゐるとすれば、それは一面にスレヱトの屋根や煉瓦の壁の落ち重なつた中にあかざの伸びてゐるだけだつた。
ピアノ (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
五月五日 二百二十日会。日本橋区茅場町かやばちょう一番地、喜可久。其角きかくの三日月の文台、あかざの軸を見る。
六百句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
「婿は久しくしゅうとの家にいるものじゃありません、それにあの人は貧乏人ですから、久しくおれば久しくあるほど人にいやしまれます、私は一旦承知しましたから、小屋がけに甘んじます、藜藿あかざのお菜もいといません」
阿宝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
小供の背丈せだけほどもある昼間見ると藜藿あかざのような草と粟粒あわつぶのような微紅うすあかい実をつけた草がぎっしり生えた住宅地の入口に、人の足によって通じた一条ひとすじの路がうっすらと微月うすづきの光に見えていた。
女の怪異 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「だが、この夏からもう七軒に押入つて居るぜ。町年寄の奈良屋ならや右衞門、朱座あかざ淀屋よどや甚太夫、銀座の小南利兵衞、油屋の大好庵だいかうあん、米屋の桑名屋くはなや、紙屋の西村、佛師の大内藏——皆んな公儀御用の家ばかりだ」