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藜藿
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あかざ
ふりがな文庫
“
藜藿
(
あかざ
)” の例文
小供の
背丈
(
せだ
)
けほどもある昼間見ると
藜藿
(
あかざ
)
のような草と
粟粒
(
あわつぶ
)
のような
微紅
(
うすあか
)
い実をつけた草がぎっしり生えた住宅地の入口に、人の足によって通じた
一条
(
ひとすじ
)
の路がうっすらと
微月
(
うすづき
)
の光に見えていた。
女の怪異
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
「婿は久しく
姑
(
しゅうと
)
の家にいるものじゃありません、それにあの人は貧乏人ですから、久しくおれば久しくあるほど人に
賤
(
いや
)
しまれます、私は一旦承知しましたから、小屋がけに甘んじます、
藜藿
(
あかざ
)
のお菜もいといません」
阿宝
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
藜
漢検1級
部首:⾋
18画
藿
部首:⾋
19画
“藜”で始まる語句
藜
藜杖
藜蘆