“あかえい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
赤鱏83.3%
黄貂魚16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吾々は皆雑鬧ざっとうの中へと入った。どこの市でも魚を売る。鼻をくのはうれかかった赤鱏あかえいの猛臭である。つぼの中にはその切り身の塩漬けが唐辛とうがらしに色を染めて、人々を集めている。
全羅紀行 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
はげて、くすんだ、泥絵具で一刷毛ひとはけなすりつけた、波の線が太いから、海をかついだには違いない。……鮹かと思うと脚が見えぬ、かれい比目魚ひらめには、どんよりと色が赤い。赤鱏あかえいだ。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
黄貂魚あかえい 七七・二三 二一・四五 〇・三〇 一・〇三
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)