“あおがいえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
青貝柄50.0%
藍貝柄50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近習のささげる青貝柄あおがいえ長刀なぎなたを、くるように小脇にかかえ、ばらばらっと表方へ跫音を踏み鳴らしてゆくと
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして唯七が、嫡子左兵衛佐さひょうえのすけの居間へ一歩踏み込もうとした時だった。いきなり青貝柄あおがいえ長刀なぎなたふるって
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
青貝柄あおがいえだの、かしだの、朱柄あかえだのの槍が十本程、一束にして藁苞わらづとに巻いて荷の中に立てかけてあった。八十右衛門は酔い頃に染まった顔を撫でながら、側へ行って、縄の束ねを切りほどいた。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
嫁入道具に附いて来た、藍貝柄あおがいえ長刀なぎなたを、柄払つかばらいして、仁右衛門親仁が担ぎました。真中まんなかへ、お産婦の釣台を。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)