“みみづく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
木兎61.5%
木菟30.8%
耳木兎7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明神の山の木兎みみづくのごとく、あまりにその耳を尖らしあまりにその眼を丸くしすぎたりと責むる人あらば如何。はて是非もなし。この責任のみは自分が負はねばならぬなり。
遠野物語 (新字旧仮名) / 柳田国男(著)
短夜みじかよの馬込なりしか梟と木菟みみづくのこゑのかたみにはして
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
もう今では十数年以前、戸山の原に近い借家の二階に「赤光」の一巻を読まなかつたとすれば、僕は未だに耳木兎みみづくのやうに、大いなる詩歌の日の光をかい間見ることさへ出来なかつたであらう。
僻見 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)