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『チッポケな斧』
ふりがな文庫
『
チッポケな斧
(
ちっぽけなおの
)
』
戦後の日本は稀有な幸福にめぐまれていた。それは古い殻の多くのものを捨て去って、一応白紙の状態から自由な再建を試みることができるという幸福にめぐまれたのだ。むろん純粋な白紙というものではないが、とにかく一応はそう云ってもよろしかろう。古い日本 …
著者
坂口安吾
初出
「新潮 第四八巻第八号」1951(昭和26)年7月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約21分(500文字/分)
朗読目安時間
約35分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
生身
(
ナマミ
)
亦
(
また
)
咎
(
とが
)
噂
(
うわさ
)
巷談
(
こうだん
)
掴
(
つか
)
斧
(
おの
)
曲者
(
くせもの
)
概
(
おおむ
)
歪
(
ゆが
)
睨
(
にら
)
虐
(
しいた
)
親鸞
(
しんらん
)
逞
(
たくま
)
還
(
かえ
)
齎
(
もたら
)