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『曇つた秋』
ふりがな文庫
『
曇つた秋
(
くもったあき
)
』
或る日君は僕を見て嗤ふだらう、 あんまり蒼い顔してゐるとて、 十一月の風に吹かれてゐる、無花果の葉かなんかのやうだ、 棄てられた犬のやうだとて。 まことにそれはそのやうであり、 犬よりもみじめであるかも知れぬのであり 僕自身時折はそのやうに …
著者
中原中也
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約5分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
燻
(
かゞ
)
燻
(
かが
)
今宵
(
こよひ
)
蒼
(
あを
)
男々
(
をを
)
永劫
(
えいごふ
)
時折
(
ときをり
)
明
(
あか
)
床
(
ゆか
)
棄
(
す
)
憧
(
あこが
)
燋
(
こ
)
嗤
(
わら
)
充
(
み
)
一夜
(
ひとよ
)
諦
(
あきら
)
謂
(
い
)
闇
(
やみ
)