『迷彩（めいさい）』

○ この間私はある方面から質のいい古い唐紙を手に入れましたので、戯れに興味描きを試みまして、知合いの人にも贈ったりしました。唐紙の古いのは、ガサガサした塵埃が脱けているような気がして大そう筆の運びがいいように思います。紙もそうですが、画絹も …

著者	上村松園
ジャンル	芸術・美術 > 絵画 > 日本画
初出	「大毎美術　第十八巻第十一号」1939（昭和14）年11月
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約5分（500文字/分）
朗読目安時間	約8分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

全然（まるっ） 他（よそ） 拙（つた） 贋物（がんぶつ） 眼（まなこ） 企（たくら） 佳（よ） 悪戯（いたずら） 東（ひがし） 松篁（しょうこう） 畢竟（ひっきょう） 脱（ぬ） 蟋蟀（こおろぎ） 質（たち） 酷（ひど） 間々（まま）