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『狐の渡』
ふりがな文庫
『
狐の渡
(
きつねのわたし
)
』
むかし、一人の旅人が、科野の国に旅して、野路を踏みたがへ、犀川べりへ出ました。むかうへ渡りたいと思ひましたが、あたりに橋もなし、渡も見えず、困つてをりますと、 「もうし、旅のお人。」 といふ声がします。見ると、いつどこからとも知らず、一人の …
著者
土田耕平
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
化
(
ばか
)
助
(
すけ
)
犀川
(
さいがは
)
噂
(
うはさ
)
尻尾
(
しつぽ
)
渡
(
わたし
)
野路
(
のみち
)
失
(
う
)
尻
(
しり
)
狐
(
きつね
)
科野
(
しなの
)
筈
(
はず
)
艪
(
ろ
)
葛
(
くず
)