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『海坊主の話』
ふりがな文庫
『
海坊主の話
(
うみぼうずのはなし
)
』
私は子供の時分のことを思ひおこす時、何よりもさきに髯の爺のすがたが目に浮んで来ます。ふさ/\とした長い髯を生してゐましたところから、私は髯のぢい、髯のぢいと呼びなれましたが、今考へて見ますと、ぢいはその頃まだ五十にはなつてゐなかつたはずであ …
著者
土田耕平
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約11分(500文字/分)
朗読目安時間
約18分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
生
(
はや
)
爺
(
ぢい
)
恐
(
こは
)
出
(
だ
)
弘蔵
(
こうざう
)
悪戯
(
わるさ
)
誦
(
よ
)
弘坊
(
こうばう
)
泥手
(
どろて
)
皺
(
しわ
)
竜巻
(
たつまき
)
箪笥
(
たんす
)
罵
(
ののし
)
艪
(
ろ
)
芋粥
(
いもがゆ
)
髯
(
ひげ
)