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『死人の手』
ふりがな文庫
『
死人の手
(
しにんのて
)
』
此の話は、私が少年の時、隣家の老人から聞いた話であります。其の老人は、壮い時師匠について棒術を稽古しておりましたので、夏の夜など私に教えてくれると云って、渋染にした麻の帷子の両肌を脱いで、型を見せてくれました。ちっぽけな私は、老人の云うなり …
著者
田中貢太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約12分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
平坦
(
なだらか
)
何人
(
たれ
)
己
(
じぶん
)
数多
(
たくさん
)
一歩
(
ひとあし
)
主人
(
あるじ
)
四辺
(
あたり
)
地炉
(
いろり
)
壁厨
(
おしいれ
)
壮
(
わか
)
寂然
(
ひっそり
)
末込
(
うらごめ
)
某日
(
あるひ
)
毬彙
(
いが
)
渓
(
たに
)
背後
(
うしろ
)