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『蜘蛛』
ふりがな文庫
『
蜘蛛
(
くも
)
』
辻川博士の奇怪な研究室は葉の落ちた欅の大木にかこまれて、それらの木と高さを争うように、亭々として地上三十尺あまりにそびえている支柱の上に乗っていた。研究室は直径二間半、高さ一間半ばかりの円筒形で、丸天井をいただき、側面に一定の間隔でおなじ大 …
著者
甲賀三郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「文学時代」1930(昭和5)年1月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約23分(500文字/分)
朗読目安時間
約38分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
亭々
(
ていてい
)
刹那
(
せつな
)
咬
(
か
)
孜々
(
しし
)
抛擲
(
ほうてき
)
支
(
ささ
)
欅
(
けやき
)
泰斗
(
たいと
)
煽
(
あお
)
箒
(
ほうき
)
蟠踞
(
ばんきょ
)
訥弁
(
とつべん
)
諧謔
(
かいぎゃく
)
逸出
(
いっしゅつ
)
題名が同じ作品
蜘蛛
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)