“避暑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひしょ54.5%
ひしよ36.4%
へきしよ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いや、どこへも避暑ひしょにいかなかったのだから、やすみのあいだだけじゅうぶんにあそばしてやればいい。」と、いわれたのです。
おさらい帳 (新字新仮名) / 小川未明(著)
のかはりなつすゞしうございます。避暑ひしよらつしやい……お宿やどをしますよ。……時分じぶんには、るやうにほたるんで、みづには菖蒲あやめきます。
雪霊記事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
今歳ことしのなつの避暑へきしよには伊香保いかほかんか磯部いそべにせんか、ひとおほからんはわびしかるべし、うしながら引入ひきいれる中川なかゞはのやどり手近てぢかくして心安こゝろやすところなからずやと
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)