“若緑”の読み方と例文
読み方割合
わかみどり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
引連ひきつれいではしたれどさわがしき所は素より好まねば王子わうじあたりへ立越てかへで若葉わかば若緑わかみどりながめんにも又上野より日暮ひぐらし里などへ掛る時はかれ醉人の多くして風雅ふうがを妨げ面白おもしろからねば音羽通を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
主人は一両でも出しません。主人と云うものは徳なもので。若緑わかみどりという二枚目の花魁がお富の世話を致しますが、誠に親切もので、お富は時々内所へ来て小さくなって居ります。
吾墓の色にす可き鼠色ねずみいろ、外套に欲しい冬の杉の色、十四五の少年を思わす落葉松の若緑わかみどり、春雨を十分に吸うたむらさきがかった土の黒、乙女のほおにおう桜色、枇杷バナナの暖かい黄、檸檬れもん月見草つきみそうの冷たい黄
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)