“干鰈”の読み方と例文
読み方割合
ほしがれい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白洲には、七、八人の町人が、干鰈ほしがれいのように平伏ひれふしていた。真中に出ている二人が公事くじの当人達であろう。
鍋島甲斐守 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
といって干鰈ほしがれいの沢山入ったかごを見せた。約束の時間よりも少し早かったので、遠慮のない間柄であるから主人は「ちょっとお待ち下さい」といわせて急ぎの手紙を書き終えてから下へ降りた。
かれいの贈物 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)