“若人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わこうど54.2%
わかうど33.3%
ワカウド6.3%
わかて2.1%
わかひと2.1%
わかびと2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六年生の兵太郎君へいたろうくんがせんとうで、ほかの者は、そのあとに二列にならび、げんきよく、「世紀せいき若人わこうど」の歌をうたってゆきました。
(新字新仮名) / 新美南吉(著)
そのすがたは股引もゝひき草鞋わらんずにてあたゝかに着てつとむるなり。又寒中裸参はだかまゐりといふあり、家作にかゝはるすべての職人しよくにん若人わかうどらがする事なり。
はりが拔けたやうに、若人ワカウドたちが聲を落して言うて居る時、姫は悲しみながら、次の營みを考へて居た。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
集居あつまりゐたる若人わかてどもこれをきゝて、さらばなだれの処にいたりてたづねみんたいまつこしらへよなど立騒たちさわぎければ、ひとりの老人らうじんがいふ、いな/\まづまち候へ、とほくたづねにゆきものもいまだかへらず
若人わかひとのすなる遊びはさはにあれどベースボールに如くものもあらじ』
子規と野球 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)