“わこうど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
若人96.3%
若佼3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さるに、そのわれらへ、御相伝ごそうでんの兵学を講じられたり、若人わこうどよあだに生命いのちを過ごすななどと、常々鼓舞してやまぬお師のお心の底を
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
生れ落ちてから十六年の後、はじめて世間と云うものを見せられた若人わこうどの、無限の歓喜と讃嘆とが、其処に声高く叫ばれて居た。
二人の稚児 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
朧気おぼろげながら逢瀬おうせうれしき通路かよいじとりめを夢の名残の本意ほいなさに憎らしゅう存じそろなどかいてまだ足らず、再書かえすがき濃々こまごまと、色好み深き都の若佼わこうど幾人いくたりか迷わせ玉うらん御標致ごきりょうの美しさ
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)