“若僧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わかぞう43.5%
にゃくそう26.1%
じゃくそう17.4%
じやくそう8.7%
わかそう4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
、戻しておくれ。仏天青は、こんな顔じゃない。もっと顔が長くてりっぱないい男だ。こんな若僧わかぞうじゃない。早く、返しておくれ
英本土上陸戦の前夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「折悪しゅう、ただ今、主人の御房は旅に出て不在でござりますし、さような若僧にゃくそうも見かけませぬゆえ、どうぞ御無用になされませ」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この矮小わいしょう若僧じゃくそうは、まだ出家をしない前、ただの俗人としてここへ修業に来た時、七日の間結跏けっかしたぎり少しも動かなかったのである。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
この矮小わいせう若僧じやくそうは、まだ出家しゆつけをしないまへ、たゞの俗人ぞくじんとして此所こゝ修業しゆげふとき七日なのかあひだ結跏けつかしたぎりすこしもうごかなかつたのである。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
手もとへよせて、怪力かいりき若僧わかそうが、また、虫でもつまむように引っとらえた時である。いつか、六部ろくぶのうしろまで進んできたひんよき公達きんだち
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)