“結跏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けっか87.5%
けつか12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この矮小わいしょう若僧じゃくそうは、まだ出家をしない前、ただの俗人としてここへ修業に来た時、七日の間結跏けっかしたぎり少しも動かなかったのである。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
結跏けっか参禅の修業も打開し能わざるものが今こそかれの眼前にあらわれた、さんらんたる光輝を放って今こそかれの面前にあらわれたのだ。
荒法師 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
この矮小わいせう若僧じやくそうは、まだ出家しゆつけをしないまへ、たゞの俗人ぞくじんとして此所こゝ修業しゆげふとき七日なのかあひだ結跏けつかしたぎりすこしもうごかなかつたのである。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
平生へいぜいちんば充分じゆうぶんあしこと出來できないのをいきどほつて、間際まぎはに、今日けふこそおれごとくにしてせるとひながら、わるはうあし無理むりつぺしよつて、結跏けつかしたため
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)