紙芝居かみしばい)” の例文
子供こどもたちは、んである砂利じゃりうえのぼったり、ばこうえにすわったりして、紙芝居かみしばいのおじさんをいていました。
花の咲く前 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「人間が身体だけで空中へ飛び出すなんて、莫迦ばかも休み休み言えよ。こっちはいそがしいのだから、そんな面白い話は紙芝居かみしばいのおじさんに話をしてやれよ」
崩れる鬼影 (新字新仮名) / 海野十三(著)
活動かつどう弁士べんしがりであった、紙芝居かみしばいのおじさんは、説明せつめいがなかなか上手じょうずなので、子供こどもたちには、たいそうかれていました。
町はずれの空き地 (新字新仮名) / 小川未明(著)
紙芝居かみしばいがたくさんになって、はなしでは、はやりませんから、これからあめで、なんでもつくりますからってくださいね。」
夏の晩方あった話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ひるすこしすぎる時分じぶん、「カチ、カチ。」という拍子木ひょうしぎおとが、そのほうからきこえました。紙芝居かみしばいのおじさんが、子供こどもたちをんでいるのです。
赤土へくる子供たち (新字新仮名) / 小川未明(著)
まさちゃんは、かおなじみの紙芝居かみしばいのおじさんが、きょうは、あめのはいったはこをかついできたので、をまるくしました。
夏の晩方あった話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
二人ふたりは、カチカチとひょうしをたたいてくる紙芝居かみしばいのおじさんと、ドンドンとたいこをたたいてくるおじさんの二人ふたりについてはなしたのであります。
もののいえないもの (新字新仮名) / 小川未明(著)
紙芝居かみしばいのおじさんは、みんなにかって、帽子ぼうしいであいさつをすると、あちらのまちほうへいってしまいました。
町はずれの空き地 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「ねえ、おとうさん。きょう紙芝居かみしばいのおじさんが、じてんしゃをほったらかしてしたで、道具屋どうぐやのおじさんと将棋しょうぎをさしていましたよ。」と、はなしました。
おさらい帳 (新字新仮名) / 小川未明(著)
また、めったにあめをわないので、紙芝居かみしばいのおじさんにとって、けっしていい得意とくいでなかったのも事実じじつです。
花の咲く前 (新字新仮名) / 小川未明(著)
紙芝居かみしばいは、今日きょうも、あかトラのつづきをやるにきまっています。あかトラのはなしは、なかなか長編ちょうへんなんでした。
花の咲く前 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「ああ、ともだちさ、ぼくらは、みなが、いいひとになって、日本にっぽんくにが、ますますつよくなるようにと、紙芝居かみしばいをしてあるいているんだ。」と、おじさんがこたえました。
赤土へくる子供たち (新字新仮名) / 小川未明(著)
「おれもれてくれないか?」と、ふいにそばから、こえをかけたものがあったので、びっくりしてかおげると、それは、黒眼鏡くろめがねをかけた紙芝居かみしばいのおじさんでした。
こま (新字新仮名) / 小川未明(著)
紙芝居かみしばいのおじさんは、なまけていけませんね。」と、しょうちゃんは、まじめになっていいました。
おさらい帳 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「おじさんは、まえにきた、紙芝居かみしばいのおじさんと、おともだちだってね。」と、しん一がいいました。
赤土へくる子供たち (新字新仮名) / 小川未明(著)
そのつぎには、カチ、カチと拍子木ひょうしぎらして紙芝居かみしばいが、はらっぱへ屋台やたいをおろしたのです。
左ぎっちょの正ちゃん (新字新仮名) / 小川未明(著)
二人ふたり紙芝居かみしばいのひょうしおとのするおみやのけいだいへ、いそいでいきました。
もののいえないもの (新字新仮名) / 小川未明(著)
ふねにもったろうし、汽車きしゃにもったろうし、新聞売しんぶんうりのにもわたったろうし、バッチンのあななかへもはいったろうし、紙芝居かみしばいのおじさんのにも、そのほかかんがえたら、まだいろいろあるだろう。
一銭銅貨 (新字新仮名) / 小川未明(著)
今年ことしから学校がっこうへゆくおとうとが、「あいつはせっかちだから、おもしろい! やあやあ、コテツが、きおるわ。いまをすわせてやるぞ……。」と、紙芝居かみしばいの、チャンバラのまねをしてけだす。
ある少年の正月の日記 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「じゃ、また明日あしたから、紙芝居かみしばい道具どうぐってきますかな。」
夏の晩方あった話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あちらで、カチカチという紙芝居かみしばいおとがきこえていました。
もののいえないもの (新字新仮名) / 小川未明(著)
このは、めずらしく、紙芝居かみしばいのおじいさんがきていました。
春の日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「あっ、紙芝居かみしばいがきた……。」
町はずれの空き地 (新字新仮名) / 小川未明(著)
紙芝居かみしばいだね。」
春の日 (新字新仮名) / 小川未明(著)