“弁士”の読み方と例文
読み方割合
べんし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
活動かつどう弁士べんしがりであった、紙芝居かみしばいのおじさんは、説明せつめいがなかなか上手じょうずなので、子供こどもたちには、たいそうかれていました。
町はずれの空き地 (新字新仮名) / 小川未明(著)
下手しもて海老色えびいろの幕の蔭から、金縁の眼鏡をかけてフロックコオトを着た、年の若い、赤ッつら気障きざ弁士べんしが舞台へ歩いて来て、見物一同へ馬鹿丁寧なお辞儀をした後
小僧の夢 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)