“弁当”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
べんとう55.6%
べんたう27.8%
べん5.6%
ランチ5.6%
レイション5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お母さんは、ものの二つのひつと、達二たつじの小さな弁当べんとうとを紙にくるんで、それをみんな一緒いっしょに大きなぬの風呂敷ふろしきつつみました。
種山ヶ原 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
まくにてかへらんとせしに守る者木戸をいださず、便所べんじよは寺のうしろにあり、空腹くうふくならば弁当べんたうかひ玉へ、取次とりつぎ申さんといふ。我のみにあらず、人も又いださず。
今朝けさ早く、汽車弁当べんを一つ喰った切り、何も腹に入れていなかったせいかも知れないが……。
山羊髯編輯長 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
野は弁当ランチの紙におおわれ、紙屑は人の靴に踏みにじられ、人は周囲に酔ってやたらに大声を発し、巡査と役員と貴婦人の洪水をくぐって十八、九の若い衆が何人も何人も泳ぎまわっている。
障子がくらくなり、部屋のなかに、燈火がついてゐる。隣りでは、食事をしてゐる様子だつた。ゆき子も腹が空いてゐた。枕許まくらもとのリュックを引き寄せて、船で配給された弁当レイションを出した。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)