“七草”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ななくさ83.3%
なゝくさ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五日ごろから春の七草ななくさ、すなわち小学校の冬季休業のあいだは、元園町十九と二十の両番地に面する大通り(麹町三丁目から靖国やすくに神社に至る通路)
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
長吉は風邪かぜをひいた。七草ななくさ過ぎて学校がはじまった処から一日無理をして通学したために、流行のインフルエンザに変って正月一ぱい寝通してしまった。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
われもこう、ききょう、かるかや、おみなへし、すゝき、ふぢばかま、はぎのあき七草なゝくさをはじめ、いろ/\のくさ野原一面のはらいちめんいてゐます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
長吉ちやうきち風邪かぜをひいた。七草なゝくさ過ぎて学校がはじまつたところから一日無理をして通学しために、流行のインフルヱンザにかはつて正月一ぱい寝通ねとほしてしまつた。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)