“得意”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とくい90.3%
はこ4.2%
おはこ2.8%
とくゐ2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
りよ行の時にはもうこひ人のやうな伴侶はんりよで、撮影さつえい現像げんぞうつけ技量ぎれう自然しぜんと巧くなつて、學校での展覽會てんらんくわいでは得意とくいな出ひんぶつであり
ねえ、マドロスさん、お炬燵こたが出来たらば、手風琴を弾いて唄を聴かせて頂戴、何でもいいわ、あなたのお得意はこのものをね。淋しいから陽気なものがいいでしょう、思い切って陽気な、賑やかな唄を
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
いよ/\辞職と決したのでこの十七日に氏の御名残おなごり狂言がコメデイ・フランセエズ座で催され、氏の得意おはこの物を一幕ひとまくづゝ出し、ムネ・シユリイ其他そのたの名優が一座するはずである。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
或る者は漁業に巧にして或る者は鳥獸捕獲に巧に、或る者はものめうを得、或る者は籠細工かごさいく得意とくゐとすと云ふが如き事はコロボックル社會しやくわいりしことなるべし。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)