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人間界
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にんげんかい
ふりがな文庫
“
人間界
(
にんげんかい
)” の例文
自然界
(
しぜんかい
)
に
法則
(
ほうそく
)
があれば、
人間界
(
にんげんかい
)
にも
法則
(
ほうそく
)
がある。どの
星
(
ほし
)
を
見
(
み
)
ても、ほこらしげに、また
安
(
やす
)
らけく
輝
(
かがや
)
くのは、
天体
(
てんたい
)
の
法則
(
ほうそく
)
を
守
(
まも
)
るからだ。
アパートで聞いた話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
人間界
(
にんげんかい
)
ではないものを……と、
唯
(
たつ
)
た
今
(
いま
)
、
亭主
(
ていしゆ
)
に
死
(
し
)
なれたやうな
聲
(
こゑ
)
をして、
優
(
やさ
)
しい
女房
(
にようばう
)
は
涙
(
なみだ
)
ぐむ。
思
(
おも
)
ひがけない、
可懷
(
なつか
)
しさに
胸
(
むね
)
も
迫
(
せま
)
つたらう。
みつ柏
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
御性質
(
ごせいしつ
)
の
相違
(
そうい
)
が
次第次第
(
しだいしだい
)
に
強
(
つよ
)
まって
行
(
ゆ
)
き、
末
(
すえ
)
の
人間界
(
にんげんかい
)
の
方
(
ほう
)
では、
豐玉姫系
(
とよたまひめけい
)
と
玉依姫系
(
たまよりひめけい
)
との
区別
(
くべつ
)
が
可
(
か
)
なりはっきりつくようになって
居
(
お
)
ります。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
この
箱
(
はこ
)
の中に
入
(
はい
)
っているのは、
竜宮
(
りゅうぐう
)
のふしぎな
護符
(
ごふ
)
です。これを
持
(
も
)
っていれば、
天地
(
てんち
)
のことも
人間界
(
にんげんかい
)
のことも
残
(
のこ
)
らず目に
見
(
み
)
るように
知
(
し
)
ることができます。
葛の葉狐
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
かゝる
敵
(
かたき
)
が、
植物界
(
しょくぶつかい
)
にも、
人間界
(
にんげんかい
)
にも、
常
(
つね
)
に
陣
(
ぢん
)
どって
相鬪
(
あひたゝか
)
ふ……
仁心
(
じんしん
)
と
害心
(
がいしん
)
とが……
而
(
しかう
)
して
惡
(
あ
)
しい
方
(
かた
)
が
勝
(
か
)
つときは、
忽
(
たちま
)
ち
毒蟲
(
どくむし
)
に
取附
(
とりつ
)
かれて、
其
(
その
)
植物
(
しょくぶつ
)
は
枯果
(
かれは
)
つる。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
▼ もっと見る
「いやいや、いかに
人間界
(
にんげんかい
)
に
化現
(
けげん
)
している身とはいえ、
勢至菩薩
(
せいしぼさつ
)
を
縄
(
なわ
)
つきなどになされては、あとの
仏罰
(
ぶつばつ
)
がおそろしかろう。あの婦人はわれわれ五人へ渡したまえ」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
夫
生
(
いき
)
とし生る物子を愛せざるはなし
燒野
(
やけの
)
の
雉子
(
きゞす
)
夜
(
よる
)
の
鶴
(
つる
)
皆子を思ふが故に其身の
危
(
あやふ
)
きをも
顧
(
かへり
)
みず
況
(
いは
)
んや萬物の
靈
(
れい
)
たる
人間界
(
にんげんかい
)
に於てをや然るに情け無くも吉兵衞は妻の死去せしより身代を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
答『
人間界
(
にんげんかい
)
の
儀式
(
ぎしき
)
とは
異
(
ちが
)
うが、
矢張
(
やは
)
り
夫婦
(
めおと
)
になる
時
(
とき
)
には
定
(
き
)
まった
礼儀
(
れいぎ
)
があり、そして
上
(
うえ
)
の
竜神様
(
りゅうじんさま
)
からのお
指図
(
さしず
)
を
受
(
う
)
ける……。』
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
拙僧
(
せっそう
)
は
西方
(
さいほう
)
の国より
大心衆生
(
たいしんしゅじょう
)
の
人間界
(
にんげんかい
)
に
化現
(
けげん
)
した
釈迦
(
しゃか
)
の
弟子
(
でし
)
、
文殊菩薩
(
もんじゅぼさつ
)
という男。——またうしろにいるのは、
勢至菩薩
(
せいしぼさつ
)
、
弥勒菩薩
(
みろくぼさつ
)
、
虚空蔵菩薩
(
こくうぞうぼさつ
)
、
大日菩薩
(
だいにちぼさつ
)
の人々であるが……
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
而
(
そ
)
して、
百年
(
ひやくねん
)
以来
(
いらい
)
、
天守
(
てんしゆ
)
に
棲
(
す
)
む
或
(
ある
)
怪
(
あやし
)
いものゝ
手
(
て
)
を
攫
(
さら
)
はれて、
今
(
いま
)
見
(
み
)
らるゝ
通
(
とほ
)
りの
苦艱
(
くげん
)
を
受
(
う
)
ける……
何
(
なに
)
とぞ
此
(
こ
)
の
趣
(
おもむき
)
を、
温泉
(
をんせん
)
に
今
(
いま
)
も
逗留
(
とうりう
)
する
夫
(
をつと
)
に
伝
(
つた
)
へて、
寸時
(
すんじ
)
も
早
(
はや
)
く
人間界
(
にんげんかい
)
に
助
(
たす
)
けられたい。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
『さァ
人間界
(
にんげんかい
)
の
年数
(
ねんすう
)
に
直
(
なお
)
したら
何年位
(
なんねんぐらい
)
になろうかな……。』と
老竜神
(
ろうりゅうじん
)
はにこにこし
乍
(
なが
)
ら『
少
(
すくな
)
く
見積
(
みつも
)
っても三
万年位
(
まんねんぐらい
)
にはなるであろうかな。』
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
序曲、百八の星、
人間界
(
にんげんかい
)
に宿命すること
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“人間界”の解説
人間界(にんげんかい、sa: manuṣya)は、人間がいる世界のこと。
(出典:Wikipedia)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
界
常用漢字
小3
部首:⽥
9画
“人間”で始まる語句
人間
人間業
人間性
人間的
人間以上
人間万事金世中
人間道
人間並
人間生活
人間世界