“陣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じん69.4%
ぢん25.0%
いくさ2.8%
2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小林少年はふたりのチンピラ君といっしょに、手塚家の裏手の、いちばんさびしいばしょにじんどって、しんぼう強く待っていました。
青銅の魔人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
よ、かしらなきむくろ金鎧きんがい一縮いつしゆくしてほこよこたへ、片手かたてげつゝうままたがり、砂煙すなけむりはらつてトツ/\とぢんかへる。陣中ぢんちうあにおどろかざらんや。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かつ里人のかたるを聞けば、九四東海東山の道はすべて新関をゑて人をとどむるよし。又きのふ京より九五節刀使せつとしもくだり給ひて、上杉にくみし、総州のいくさに向はせ給ふ。
象山常に春秋の義を引き、城下のちかいを以て国の大恥と為す。下田の議を聞き、いよいよ益々ますます憂憤す。予が事に坐して獄に下り、獄中になお上書して宇内うだいの沿革を論じ、航海の事務をべんと欲す。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)