“靈”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方割合
れい38.9%
たま16.7%
タマ13.9%
たましひ5.6%
モノ5.6%
りやう2.8%
2.8%
くし2.8%
たまし2.8%
みたま2.8%
2.8%
ミタマノフユ2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いまこそ彼女かのぢよは、をつとれい純潔じゆんけつ子供こどもまへに、たとへ一時いつときでもそのたましひけがしたくゐあかしのために、ぬことが出來できるやうにさへおもつた。
(旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
輝きづれ、うらうへに、たまりする
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
そこまで信仰におひつめられたと言ふよりも寧、自らタマのよるべをつきとめて、そこに立ち到つたのだと言ふ外はない。
山越しの阿弥陀像の画因 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
妾が身を生けんも殺さんも、唯だおん身のめいのまゝなり。夫人はひしと我身を抱けり。一道の猛火みやうくわは夫人の朱唇より出でゝ、我血に、我心に、我たましひに燃えひろごりたり。彼時速し、此時遲し。
騷ぎにつけこんで、惡いタマや、モノが、うよ/\とつめかけて來るもので御座ります。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
「親分には、こんな話は面白くありませんかね。あつしなんか、影法師でも生きりやうでも構はねえから、若くて綺麗な娘につき纒はれて見たいと思つてゐるんで」
天の石位いはくらを離れ、天の八重多那雲やへたなぐもを押し分けて、稜威いつ別き道別きて一〇、天の浮橋に、浮きじまり、そりたたして一一竺紫つくし日向ひむかの高千穗のじふるたけ一二天降あもりましき。
驚けよ、この命、くしびに若し
新頌 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
そを見むと無益にもたまし動かす。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
【聖息】vapore 神のみたまのはたらき萬物に及ぶをいふ
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
かの産靈ムスビなどのなるを靈々ヒヒと重ねたるものなり、開化天皇の大御名大毘々オホヒヾノ命と申す是なり、此を書紀には太日々フトヒヾノ尊とありて
卑弥呼考 (旧字旧仮名) / 内藤湖南(著)
本居氏の古事記傳には宇迦之御魂ウカノミタマの御魂を解して恩頼ミタマノフユ神靈ミタマノフユミタマノフユなどもあり)又萬葉五(二十六丁)に阿我農斯能美多麻多麻比弖アガヌシノミタマタマヒテなどある意にて其功徳イサヲ
卑弥呼考 (旧字旧仮名) / 内藤湖南(著)