台風の子たいふうのこ
龍夫と源吉の二人は、仲のいい友だちでした、二人は、台風が大好きなのでした。 「源ちゃん、また台風がくるって、ラジオでいったよ。いつくるかなあ、きょうの晩くるかもしれない。いまごろ二十キロの速さで、海の上を吹いているんだね、すごいだろうな。」 …
作品に特徴的な語句
じろ ぐる うえ じゅ ちょう たたか 暴風ぼうふう 当然とうぜん 臨終りんじゅう 出水しゅっすい 地震じしん はや 老人ろうじん 東南とうなん そそ げん ほう あたら 故国ここく 燈火あかり 病死びょうし きゅう 往来おうらい かれ ねん 細引ほそび いえ わか くる よる そと ごえ ぼり はな しゅう 去年きょねん 退 はい おと あに あたま 作用さよう 作物さくもつ 風速ふうそく ひか 光景こうけい あま あお 以上いじょう つめ 主人しゅじん なか 水勢すいせい かあ 真心まごころ 看板かんばん 一人ひとり 母親ははおや かお しろ 病気びょうき 黒雲くろくも まち おとこ 田圃たんぼ かぜ めずら けもの 気持きも みず くる 父親ちちおや とう 渺茫びょうぼう きよ たましい 海原うなばら うみ あら 波濤はとう たか